【ビデオの内容のテキスト版】

語り手:
一般財団法人YS心の再生医療研究所の所長
マイク岡本

ただ、じゃあ親御さんに責任があるかっていうとそうでもないんですよ。

なぜかというと、そのような愛し方しかできないように自分も幼少期から受け継いだものがあるんです。

自分の両親から、お子さんの、その御両親のご両親というと、おじいちゃんおばあちゃんたちの話ですね。
でも、そのおじいちゃんおばあちゃんも幼少期があって、さらにその上があると言う、まあいわゆる、そういう記憶が継承されているという関係性のなかで今、その子の親御さん、そのご家庭に、そういう状態が表れているという部分的に出てるだけなので、ここだけ見るとちょっと難しいんですね
全体で見ていくと解決策が見えるという、そういう観点になろうかと思います。

インタビュアー:まさに僕の妻のお兄さんのお子さんが中学生なんですけども、
今学校にも引きこもりで行けなくなってきて、心の病というか。

苦しんでいらっしゃるって子供を変えなきゃっていうところ
お母さんとしても学校に行けない子を育ててしまったというか、
そういう苦しみだったりとか子供を変えようとするんだけど、
苦しくなっちゃうということで、
なんだか自分は変わらなきゃいけないのかなとか。

その辺はすごく模索されているんですけども、
今のお話を先生からお伺いしていると親自身がやっぱり変わっていかなきゃいけないってのは一つキーワードなのかなと思ったんですけども、
そこは合ってますでしょうか?

マイク岡本:

そうですね。
今、引きこもっていらっしゃる方100万人以上いる
家族会とかってあるんですけど、

家族会っていうのがやはり同じような環境を持たれた親御さんが
だいたい6割7割はお母さんが参加される日本全国にありますけど、

そこで親御さんがどういう認識をしていらっしゃるかというと
だいたいこの2つに分かれるんですよ。

一つは自分と子供って離れているので、物的ですよ。

だから完全に子供の問題だというふうに認識していらっしゃる親御さんというのが大体あります。

もう一つは自分の育て方が悪かったんで、なので子どもが苦しんでるんだって自分を責める親御さんいらっしゃる。
だからいろんなところに行って話を聞くと親御さんの育て方が悪いとか、
接し方が悪いとか責められると、責められるのも嫌だと
でもどうやって解決していいかわからないっていう。

大体大きく分けて、この2通りに分かれて行っちゃうみたいなところは見られるという状態だと思いますね。