うつで休学人間関係辛い(20代女性)のその後

(シナリオの続き)

「いつの間にか起きられなくなっていった」

環境が変われば良くなるかもと、
2年生の夏から留学生活をスタート。

いざ行ってみると、いきなり住む場所がない
などびっくりするようなトラブルの連続でした。

食べられなくなって15kg痩せて、
帰国後はうつがさらに悪化しました。

1年後、なんとか復学しましたが、何も
できないし、やるべきことも分かりません。

人と接することもイヤで、症状は悪化して
いきました。

もうどうにもならず、もしかすると自ら命を
絶ちかねない状態でした。

そんなある日、フラッと入った書店で出会っ
たのが、YSメソッドの本だったのです。

ずっと私の求めていたものは、これかも知れ
ない……。

最後の賭けのつもりで、YSこころのクリニ
ックへ連絡をとりました。

「誤った価値観が外れた」

2日間の集中カリキュラムを受けた感想は、
すごいの一言です。

私が喜びの涙とともに辿りついたのは、
母と私が愛で強く結ばれている感覚でした。

あれほど憎んでいた母は、ずっと私のことを
想い、愛してくれていたのです。

この日を境に、母へ抱いていた狂気の怒りが
消え、愛おしさと感謝の気持ちで接している
自分がいました。

その日は偶然、久しぶりに母と会い、長時間
過ごしたのですが、イライラするどころか、
ともに過ごせる感動で涙が出るほどでした。

今、母に対しては「産んでくれてありがとう」
という気持ちでいっぱいです。

以前は、世の中に溢れる価値観に翻弄されていた私ですが、
そんなものはなく「ありのままで良いのだ」と気付いたことで、
私の症状は大幅に改善され、
うつ状態に戻れなくなりました。

値観が外れると同時に、病気にも囚われなく
なったからです。

ある時、受診の1週間後に大きな就活イベン
トがあったのですが、素の自分を出すことが
でき、その後2社から内定を頂きました。

少し前まで、死ぬことで頭が一杯だった自分
が、これからは社会に貢献できるなんて夢の
ようです。

これからの私は、以前の自分と同じように
苦しんでいる人を助けていきたいです。

もちろん、これからの人生でいろんな課題が
あるでしょうし、そのすべてにポジティブに
立ち向かえるかは未知数です。

でも、きっと大丈夫。どんな未来でも、
プログラムをやりきって、元気になったと
いう事実は覆せません。

このことが絶対に未来の私にとって
励みになる。

そう思っています。